両親の離婚を経験している子どもたちへ。 お父さんとお母さんが離婚をしたのは何故なのか知りたいなら、あなたの自分のその目で確かめてごらんなさい。 お父さんからの話しを聞いても、お母さんからの話しを聞いても、どちらも間違いではなく、正しくもないのです。 何故ならば、お父さんとお母さんは、一人一人違う人間ですから、同じものを見ているのに考え方も、感じ方も、捉え方も違うからです。 そして、あなたも同じです。あなたも1人の人間です。 お父さんでもなく、お母さんでもありません。あなたは、あなたです。 だから、あなたが、あなた自身で感じたことが、お父さんとお母さんの離婚の理由です。 もしも、お父さん、お母さんを嫌だなと想ったならば。自分自身に問うてごらんなさい。 自分は、それほど素晴らしい完璧な人間ですか?と。 お父さんもお母さんも同じです。完璧な人間など、おりません。 ただ、確かなことだけはあります。 それは、お父さんもお母さんも、あなたを愛しているということです。 生まれてきてくれて本当にありがとう。最高の喜びを与えてくれたあなたに、お父さんもお母さんも心から感謝しています。 愛するあなたを抱きしめます。 たとえ、いま、あなたの傍にいられないとしても、あなたを心の中で抱きしめています。 忘れないでください。 お父さんもお母さんも、あなたのお父さんとお母さんであるということを。 あなたの命に連なるのだということを。

2009年07月02日

離婚後の子育て デンマーク編

高田ケラー有子さんがデンマークでの離婚後の子育ての 様子を紹介されています。下記に抜粋してご紹介させていただきたいと思います。

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《 親権についても、事務的には片親のもとにその責任がおかれる訳ですが、話し合いで両親が共に担う場合、片親が担う場合など、それぞれに合意形成を計るようです。片親が親権を担う場合でも、もう片方の親が子供に会う時間や、一緒に暮らす時間はお互いが尊重しあって譲り合っている(どちらも譲らない、ともとれますが)ケースも多くみられます。例えば、子供の暮らす家は母親の方にしていたとしても、隔週毎の週末は父親といっしょに過ごしたり、長期休暇のうちの一定期間を父親のもとで過ごしたりと、それぞれが約束事を決めてうまくやっているケースが多く見られます、夫婦が別れても親子の関係は切れないのですから、子供にとっても両方の親と過ごすことができるのはある程度の年齢になるまでは特に必要なことだと思っているケースが多いように思われます。

もちろん、別れる、という経緯にはいろいろなケースがあるでしょうから、一概にみなが協力しあっているとは言えないとは思いますが、私が知る限りでは、離婚後も子育てを分担していたり、ある意味で共有しあっている元カップルを多く見ています。息子のクラスにも1人、親が最近離婚したケースがありますが、このクラスメートの場合は、隔週で母親の家と父親の家を行き来しているようです。つまり、今週が母親の家なら来週は父親の家、という具合で、学校への送り迎えも、隔週それぞれが交代でしています。他にも朝学校に送るのは父親が、夕方に迎えに行くのは母親が、という分担をしている元夫婦もありますし、新しく家族となった片親のパートナーが積極的に育児に関わっている姿もよく目にします。もっとすごいなと思うケースは、離婚後、新しい連れ合いとの間にできた子供のベビーシッターを、元の連れ合いやその連れ合いとの子供(ベビーシッターを必要とする子供にとっては50%の兄弟)がしてくれる、なんていうケースもあり、大人だなあ、と眺めています。

 子供にとっては、息子のクラスメートのように毎週あっちへいったりこっちへ来たり、と大変なようにも思いますが、別れる時に夫婦がよく話し合って、子供の意見も尊重しながら決めているようです。片親の暴力などが離婚の原因になっている場合などを除いて、たいていがその後の子育てについて、前向きに話し合う、というのが一般的なようですし、離婚そのものに対する考え方も、前向きな離婚、なんていう言い方は不謹慎かもしれませんが、ネガティブにとらえず、ポジティブに次の人生をいかに自分らしく送るか、ということをお互いが考えているように思います。個人主義のデンマークならではでもありますが、相手を思いやる、という意識ではなく、自分と子供の関係を大切にしたいと思う気持ちから、お互いが譲歩する(=お互いが譲らないとも言える)、といったところでしょうか。

 経済的な問題ですが、法律で決められているのは、1ヶ月子供1人につき900クローネ(約1万7千円)の養育費を支払うことが最低ラインとして決められていますが、これも、お互いの合意形成によって、養育費を受け取らずに、家の権利をもらう場合もあったり、また例えば母親の稼ぎが少ない場合には、もう少し養育費を多く払うことで母親のもとで暮らせるようにしているケースもあれば、逆に、生活力がない、ということで、母親の元で暮らすのは無理だと父親が主張し、裁判になるケースももちろんあります。

 いずれにしても、子供にとって離婚というのは、新しく形成される家族や、元の家族がよほどオープンでない限り難しいことに違いはないと思います。ただ、先にも触れましたように、決してネガティブに捉えていないところが、離婚後の子育てを共有できる要因でもあると思いますし、それが子供にとってもできるだけ悪影響を与えずにすんでいる所以だと思います。》


【JMM 配信日:2005-01-27】

http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report2_213.html

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高田ケラー有子(Yuko Takada Keller) 造形作家(デンマーク北シェーランド在住)


京都市立芸術大学大学院修了。日本在住時よりヨーロッパ、アメリカなどで作品を発表。1997年よりデンマーク在住。近年はデンマークを中心にヨーロッパ、日本で作家活動。キューレータとしても、日本のアーティストをデンマークに紹介している。
コミッションワークとして、東京都水道局「水の科学館」、岡山県早島町町民総合会館「ゆるびの舎」に作品を手がけている。
著書に『平らな国デンマーク〜「幸福度」世界一の社会から〜 』NHK出版生活人新書
Webサイト:http://www.yukotakada.com/
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